メトロ・テカ・クロム鋼

【登場作品】ファイブスター物語


 惑星カーマントーで産出される鉱物。騎士やモーターヘッドが使用する実剣の原料となる、強度・靭性に優れた非常に重たい金属。
 ・(なかぐろ)なしの「メトロテカクロム」や、「メトロテカクローム」「メトロテックローム」など、多数の表記がある。
 メトロテカクロム原石からメトロテカクロム鋼が精製され、さらにそれを鍛えることで玉鋼が作られる。

 メトロテカ鋼からメトロテカ・クロム鋼が精錬されるという設定や、メトロテカ・クロムをさらに人力で鍛え直して、「ブルードメトロテカクローム」にするという設定もあり、製法によって様々な種類に分かれるもよう。

 カーマントーに程近い宙域にある宇宙都市、出雲(イズモ)・アストロシティは、メトロ・テカ・クロム鋼を良質な「玉鋼」に加工する技術を持ち、その能力で自治権を獲得している。他の植民地も含めた宇宙居住民のリーダー格としてその地位向上に努めている。近年ではDr.ダイヤモンド・ニュートラル主導で独自のMHを開発し、各国に売り込んでいる。
 
 マイトとしての経験を積もうと星団内を放浪していたダイアモンド・ニュートラルのために、泰千錫華は身分証明の代わりとして「メトロテカクロム刀匠代理」の肩書きを預けていた。ここでいう刀匠とは泰千錫華のこと。メトロテカクロムの刀剣は騎士・MHの主兵装となるため、刀匠という肩書きはマイトと同程度のフリーパスとして機能し、様々な国家のMHハンガーに入れてもらうことができたという。

  • 最終更新:2012-10-26 01:01:52

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