ガンダリウム合金(機動武闘伝Gガンダム)

【登場作品】機動武闘伝Gガンダム


 ガンダムファイトに参加するモビルファイター『ガンダム』に用いられている合金。

 月面で産出するチタンをベースとした種類の合金で、主に慣性制御機関に使用される第三類融合ディマリウム精製の過程で偶然発見された。そのため、ガンマ・ユニフィケイショナル・ディマリウム合金(Gamma UNifycational Dimalium Amalgam)=ガンダリウム合金と呼ばれるようになった。

 その後、ガンダリウム合金は、軽量な上に高剛性と高展性を合わせもつ特殊なルナチタニウム系合金の総称となっていった。
 未来世紀5年の第二次カオス戦争を契機としたMS開発戦争によって、ガンダリウム系の合金を使用したMSの能力は飛躍的に向上し、いつとはなく高性能MSのことをガンダムと呼び慣わすようになった。

 ガンダリウム合金の発見後、さらに様々な特徴を持つバリエーションが開発されていき、新たな性質を持つ素材が次々に誕生した。
 本来重力制御の機関に使用されていたディマリウム系合金は、重力の発生や制御などの慣性制御を可能としているが、それらのほかに精神波による干渉を受けて発振、発光、蠕動が惹起される組成が発見されている。

 シャイニングガンダムの真のスーパーモード発動時やゴッドガンダムのハイパーモード発動時に、機体が金色に変化したり、発光するのは、これらの特性によるものと考えられる。
 前述の特徴は、使用者の精神的なコンディションによって引き起こすことができ、シャッフル同盟のファイターの搭乗機、およびマスターガンダムにも発現が見られる。
 これらは機体に搭載されているシステムではなく、搭乗者の明鏡止水の境地、人機一体の境地の体現である。

 ドモンの持つ剣もディマリウム合金に似た素材であるらしい。シュバルツに諭されたとき、剣はすっかり錆びていたことから、ドモンのものは耐腐食性に優れているわけではないようである。

 ディマリウム系合金の発見は「精神感応制御」の技術発展に著しい成果をもたらしたが、一方で制御自体が困難であるため、精神波の送受信端末(ファイティングスーツのアンテナなど)への仕様が主な用途となっている。

 さらにディマリウム系合金は「自律」した分子構造を持っており、一旦素材自身が設定された条件をメモリーすれば、その構造を経年変化させずに維持することができる機能を持っていたという。プログラム次第では、レアメタルハイブリッド積層材のように多様な特徴をさながら「意識的に」変化させるような特徴も見受けられたという。

 この素材はネオジャパンにおいて開発されたもので、「U(アルティメット)細胞効果」と呼ばれるコードで研究されており、ある段階ではまるで生物のように「行動」はては「思考」することさえ可能な素材が誕生するかもしれないとさえ言われていたらしい。U細胞を運用するために建造されたアルティメットガンダムは暴走によりデビルガンダムと化し、U細胞はのちにDG細胞と呼ばれることとなる。

  • 最終更新:2012-07-30 02:00:06

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