プラトニウムX

【登場作品】科学忍者隊ガッチャマン


 第3話「嵐を呼ぶミイラ巨人」に登場した物質。ミイラ巨人の動力源として用いられていた。


 旅客機の事故が相次いで発生。健は調査に出向いた空港で、父の帰りを待つ誠少年に出会う。機長であった父は、旅客機の事故で行方不明になっているという。

 セスナ機で事故現場の調査中、健は謎のミイラ巨人に遭遇する。その時のデータを分析した結果から、南部博士はミイラ巨人の動力源にプラトニウムXが使用されていると考え、唯一プラトニウムXを中和できるのが、機長の弟で誠少年を引き取った高原博士の発明したウランレスであると説明する。

 その後、機長が奇跡的に生還。しかしそれは、ウランレスを奪おうと高原博士に接触するための、ベルクカッツェの変装だった。高原博士に偽者だと見破られ、誠を人質にウランレスを要求する機長。
 ちょうど南部博士の依頼でウランレスを受け取りに来た健が助けに入るが、父親に暴行しているとカン違いした誠少年の妨害によって機長を取り逃がしてしまう。ウランレスは、父の形見のワッペンに隠されていたのだ。渡すのを渋る誠に、きっと父を連れて帰ると約束し、健はワッペンを受け取る。

 改めて、空港にミイラ巨人が出現する。弱点を探して飛行するゴッドフェニックスだったが、誠が父を求め滑走路に飛び出す。さまよう誠をミイラ巨人が踏みつけようとしたところ、ゴッドフェニックスから飛び降りざま、健はウランレスを詰めたバードランをミイラ巨人の背中に投げつける。動きが止まり、崩れ落ち骨格のみになるミイラ巨人。

 機長の変装のまま逃げていくカッツェ。それを見て、約束を破ったと健を責める誠に、健は真実を告げなかった。同じように行方不明になった父が、きっといつか帰ってくると信じる健は、誠の姿に自分を重ねていたのだった。

  • 最終更新:2012-11-06 23:20:38

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